2021.04.13新着情報
超音波溶着におけるホーンについて②
超音波溶着におけるホーンについて①で形状や材質について書きました。
②は原理や摩耗、またホーンの価格について簡単なまとめを書きたいと思います。
超音波溶着の原理は、溶着対象の接着面を溶融して溶着させるものです。
ではどのように溶融させるのか??
→ 重要なのは『摩擦熱』になります。
①パワーサプライ(発信機)→②コンバーター(振動子)→③ブースター→④ホーン
①~④は超音波溶着機の構成パーツであり、①→④の順にエネルギーが伝わります。
④ホーンでエネルギーを縦振動に変換して、摩擦熱を溶着対象に発生させます。
④ホーンは溶着対象の形状や、溶着の強度、精度等を最終的に調整する部分です。
この部分の設計、形状には超音波溶着の加工を行う際のノウハウも1つになります。
ホーンにも寿命があります。
振動によって摩擦熱を発生させるため、摩耗が生じるためです。
耐用年数はホーンの形状や、加工条件によって異なります。
ホーンをメッキ加工することによって、耐用年数を伸ばすことも可能です。
超音波溶着加工をする製品の予定している生産期間やロットを踏まえて、ホーンの形状や仕様を提案させて頂いております!
ホーンの価格も形状や仕様によって様々です。
10万円程度のものから、100万円を超えるようなホーンもございます。
これも耐用年数や製品の使用用途を踏まえて、提案させて頂いております。
予算の都合でホーンが新調できない場合は、タラタが所有している汎用ホーンで対応も可能です。
お気軽にお問い合わせ頂ければと思います。